美容の世界に入って約20年。
これまで、約3万人のお客様に接してきました。
お客様のさまざまな悩みに寄り添い、幸せで豊かな人生を送るお手伝いをしています。
現在は「髪質改善」と「ライフスタイルに合ったデザインの提供」をコンセプトとする美容室を都内で3店舗経営

始まりは、ある女性との出会いでした

アシスタント時代、カットモデルを引き受けてくださった方です。

 

ときどき街で見かけて「あまりお手入れされていないだろうな」と思われる髪がずっと気になっていました。

 

1年以上は美容室に行っていないように見えました。

 

そんなある日カットモデルが見つからず困り果てた私は、ふとその方を思い出しました。

 

そして、よく見かける場所へ行き、思い切って声をかけてみたのです。

 

「すいません!!!ぜひ、私に髪切らせてください。絶対素敵にします」。

 

最初はすごく怪しまれ、煙たがられていましたが、

30分以上お願いし続けてなんとか了承していただきました。

 

お店に来てくださったその女性はなんと60代くらいのホームレスの方でした。

 

その女性の髪を、僕は丹精込めて4~5回シャンプーしました。

 

傷みも強く、こびりついた皮脂でもつれたようになってしまった髪を、まずきれいにしてあげたかったのです。

 

丁寧に洗い上げて髪がきれいになったとき、初めはいぶかしげで無愛想だった顔がパッと輝きました。

 

そして、腰くらいまで伸びきって傷んでいた毛先もバッサリカットし、あごのラインがキレイに見えるなボブスタイルに仕上げました。

 

そして、施術を終えたとき、本当に嬉しそうに「ありがとう」とおっしゃった表情に、ハッとしたのです。

 

その瞬間、私は「女性にとってキレイであることには特別な価値があるのだ」と気づきました。

 

女性なら誰でも「キレイになりたい」という想いがある。美容師は、その気持ちに向き合い、幸せにすることができる仕事なのだと悟りました。

 

私は「幸せ」とはそんなに難しいものではなく、このときの女性の笑顔が爆発したような高揚感、「ワクワク」すること「楽しさ」を感じることなのだと思っています。

 

幸せは特定の状態ではなく、一瞬一瞬の感情なのです。

 

もちろん感情ですから必ず波はあります。でも、何かにワクワクして「楽しい!」という状態を「KEEP」できれば、ずっと幸せな気持ちでいることができるでしょう。

 

そして、豊かな人になれるはずです。

 

そして、常に「ワクワク」するためには、本当に自分らしい「自己表現」をすることが大切なのです。

 

ここでいう自己表現とは、自分らしく生きること。

 

自分の理想の人生や夢を叶えたり、自分の想いを素直に伝えたりしていくことです。

 

その手段の一つとして、髪があります。

 

キレイになった自分にワクワクする。自分らしい姿にワクワクする。

 

そのとき、あなたは幸せの扉に手をかけています。

 

髪は幸せになるための大切なツールなのです。

メイクより、服より、髪

「キレイになれば良いなら、メイクやファッションを頑張れば良いんじゃない?」と思うかもしれません。

 

でも、髪は特別!

 

なぜなら、髪はあなたの体の一部、つまりあなた自身だからです。

 

「今日のリップの色、いいね」は、あなたというよりコスメが褒められています。

 

「そのワンピースかわいいね」も、あなたというより服が褒められています。

 

でも「髪がキレイだね」は、あなたの一部、つまりあなた自身を褒めています。

 

「その髪をしているあなたは最高!」ということなのです。

 

だから、コスメや服より、髪を褒められたときは何倍も嬉しいはず。

 

お店で「その髪ステキねって褒められたの」と嬉しそうに報告してくださるお客様は、自信に満ちあふれています。

 

髪を褒められたことで、ご自身を誇らしく思うことができるのです。

 

自尊心を高めるツールとして、髪は最強と言えるでしょう。

 

「自分のことが好き」という自己肯定感が高い状態が続けば、マイナスの感情の波も乗り越えて、いつもワクワクした気持ちでいられます。

 

そして、ワクワクやドキドキからくる「心からの笑顔」こそ、最高の美しさだと思います。

髪のキレイは外と内から

髪のコンディションを維持するために、欠かせないケアのポイントが3つあります。

 

①ダメージの少ないシャンプーを使う

 

②体の内側から髪質を整える「インナービューティー」

 

③心身ともに充実した日々

 

私は、一人ひとりの髪質や頭皮の状態に合ったシャンプーを選ぶことができる、

 

シャンプーソムリエという資格を持っています。

 

お客様の中には、遠方からシャンプーの相談に来る方もいらっしゃいます。

 

でも、実際には、美容室ではトリートメントをするのに、家で使うシャンプートリートメントにはあまり関心のない方が多いなと感じています。

 

だから、みなさんに正しいシャンプーの知識を伝えるのも、私の大切な仕事だと思っています。

 

また「分子栄養医学(オーソモレキュラー医学)」を学び、お客様の健康に関する相談にも乗っています。

 

分子栄養医学とは、分子レベルで最適な量の栄養を取り入れて体を健やかにすることを目的としています。

 

髪の悩みは体の不調が原因であることも多いからです。

 

シャンプーや生活を改善した方は、髪が変わり、キレイになることを実感して驚かれます。

 

まず、髪の状態が良くなると、ヘアスタイルが洗練されます。さらに、体調が良くなり、肌もキレイになれば、おのずと精神的にも安定するでしょう。

 

髪という入り口から、心も体も健康的で美しくなり「毎日がワクワク楽しい」というハッピーな軌道に乗って、人生が好転したお客様は数えきれないほどです。

 

「習慣は結果を変える」と言います。

 

毎日の習慣であるヘアケアを変えるだけで、日々の生活が充実するきっかけになるのです。

大切なのは「今」の気分

以前は、自分が「最適だ」と考えたヘアデザインを、お客様へ強くご提案していたこともあります。

 

でも、ある日気づいたのです。

 

思い通りに仕上がって「完璧だ! この人の顔立ちや頭の形をキレイに見せていて、すごく似合っている!」とワクワクしている私のテンションとは正反対に、お客様が浮かない顔をしていることに。

 

それから、経験を重ねるうちに、だんだんとわかってきました。

 

たとえ誰が見ても「似合っている」と感じるヘアスタイルでも、本人の気分に合わなければ、人はワクワクしないのです。

 

「こうありたい!」という気持ちに、ヘアスタイルがぴったり合ったとき、ワクワクは最高になります。

 

「気分に合うヘアスタイル」は「ありたい自分を表すヘアスタイル」とも言えます。

 

例えば、ロングヘアがよく似合う顔立ちや雰囲気の方がいるとします。

 

彼女はそれまでの人生、ずっとロングヘアを貫いていました。

 

けれど、ずっと夢だった仕事に転職が決まり、「これからは、クールなデキる女でありたい」と思うようになったのです。

 

すると突然、ロングヘアは本人にとって似合わないヘアスタイルに格下げ。

 

ミディアムスタイルも、何か違う。

 

理想の自分を掘り下げた結果、実は彼女にとっての「デキる女」のイメージは、シャープなショートヘアだったのです。

 

「似合う」よりも「ありたいイメージに合う」が大切だとわかってからは、お客様へ「どんなヘアスタイルにしたいのか」よりも「どんな自分でありたいのか」をしっかりお聞きするようになりました。

 

そのためにまず、私はお客様に次のような質問をしています。あなたも一緒に考えてみてください。

 

「あなたの髪は硬いですか? 軟らかいですか? 普通ですか?」

 

「癖は気になりますか?」

 

いかがでしょうか?

 

「硬くて癖がある。広がりを抑えたいのよね」

 

「軟らかくて、癖というよりぺったりしている……ふわっとしたら良いなぁ」

 

今抱えているお悩みがハッキリしただけでなく、これまで気づかなかった問題や願望も出てきたと思います。

 

ご自身が抱えている髪の問題に気づいていない方もたくさんいます。

 

まずは、人から指摘されるのではなく、本人が問題を見つけることが大切なのです。

 

現在の問題がわかると「こんな髪質や髪型になったらワクワクする」など、自分の理想も見えてきます。

 

つまり、現状を知ることで、より良い未来を創る一歩を踏み出すことができるのです。

過去を見つめて「ありのままの自分」を思い出す

過去を見つめて「ありのままの自分」を思い出す

それから、もう一つ質問します。

 

「今まで抱えていた髪のお悩みはどうやって乗り越えて来ましたか」

 

髪のお悩みの乗り越え方や対処の仕方から、その方の本質が見えてきます。

 

成功や失敗の体験を思い起こしてみてください。

 

「高校で大切なコンクールの前に美容室でストレートにしたら、うまく演奏できた」

 

「毎朝早起きしてセットしても、癖がひどいから、雨が降ったら台無しになった」

 

特に、過去の失敗を思い出すのはつらいことかもしれません。

 

でも、以前うまくいったりいかなかったりした体験や当時の環境が、今「ありたい自分」へ向かおうとする、あなたの心にブレーキをかけている可能性もあります。

 

髪のお悩みを深掘りして、理想の未来への歩みを妨げている「ストッパー」を見つけて、外すことが大切なのです。髪を変えて、変わっていく自分を受け入れる。

 

すると人生が好転し、自己肯定感が高まっていきます。

 

だから、これまでの経験を振り返ったら、そのとき「頑張っていた自分」を認めてあげましょう。

 

そして「キレイになれない」「思い通りの髪型を作れない」「幸せになれない」「言いたいことをうまく伝えられない」……。

 

そんな思い込みを捨ててください。

 

周りの価値観に合わせたり、つらい体験に捉われたりしていた自分でなく、あなたが心の底から望む「ありのままの自分」を取り戻しましょう。

 

そもそも、人は「ありのまま」で十分素敵なのです。

 

そして、髪の力でもっと輝くことができます

 

過去から自分を見つめなおせば、本当にあなたらしい「新しい人生」が始まります。

ヘアスタイルは「理想の人生」から逆算する

 

そしてカウンセリングの最後に、必ずお聞きすることがあります。

 

「あなたが『ありたい自分』のイメージって、どんなものですか?」

 

「家族との時間を大切にしたい」

 

「キャリアアップしたい」

 

ルールはありません。

 

自由に考えてみてください。

 

髪のケアで一番大切なのは、

 

単純に理想の髪質やヘアスタイルにすることではありません。

 

「理想の生き方」に合うスタイルにすることです。

 

つまり、髪よりも想いが大切なので、こうして、あなたの「理想の髪」「ありたい自分」がわかったら、われわれ美容師の出番です。

 

ご希望のスタイルや現在の髪の状態、個性や今の気分などを総合的に判断して、ワクワクMAXになる「本当に似合う」ヘアスタイルをご提案します。

 

心からワクワクできるスタイルを獲得したお客様は、ありのままの自分を表現できるようになります。

 

そして、思い描く未来図に近づき、人生を変えていきます。

 

もし、ありたい自分の姿が今すぐにわからなくても大丈夫です。

 

これから一緒に探していきましょう。

 

美容室の扉を開いて鏡の前のシートに座り、美容師に相談するときっとあなたの心にフィットするものがあるはずです。

 

その時初めて髪をキレイにしたあなたがどんな未来を生きたいのか、イメージできるようになっていると思います。

上記は 「SENSE beauty salon」 代表 木田昌吾が書き上げた「髪は女の全てを決める」。

 

この本では、お客様からよく寄せられるお悩みや質問に対するアドバイスについて、幸せを手に入れた女性たちのリアルストーリーを交えてお伝えしていきます。

 

美容室の扉を開いて鏡の前のシートに座り、美容師に相談するときのような気持ちで読んでみてください。

 

きっとあなたの心にフィットするものがあるはずです。

 

読み終わる頃には、髪をキレイにしたあなたがどんな未来を生きたいのか、イメージできるようになっていると思います。

P.S.

この本は髪の毛を変えることで人生が好転する

 

本当の自分は誰か。

 

それを発見できる本です。

 

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