美容師としてキャリアアップする人ってどんな人?
「どのように仕事を進めていけばいいか悩んでいる」
「キャリアアップするためには具体的にどうすればいいのかわからない」その解決策をお伝えします。

美容師としてキャリアアップの秘訣

美容師として会社に入社したからには

入社した会社組織において、誰もがキャリアを積み上げていきたいと思います。

それでは、4つの要素に分けて解説していきま

■キャリアアップする人ってどんな人?■

スキル向上、昇進・昇格、正社員化など、キャリアアップしていく人には、どんな「共通点」があるのでしょうか。

 

最初にシンプルに言ってしまうと、

「その組織で求められていることを正しく認識して、実行する人」

です。

 

どんな組織に所属していても、どんな立場に置かれていても、必ずあなたは誰かから『評価』を受けています。

各部署のメンバーの人なら上司に、その上司の人はさらにその上の立場の人に、それぞれ評価を受けています。

組織のトップである社長であっても同じです。

社長は会社全体の成績を、会社の外側(市場)から評価されています。

 

それではここで、実際に質問です。

「あなたは、誰から、どんなことで評価をされていますか?」

 

パッと答えられた人は、「その会社で求められていることを正しく認識して、実行する人」になることができています。

一方で、すぐに答えられなかった人は、その認識が正しくできていない状態です。

そうなってしまっているのには、様々な理由があると思います。

会社によっては、自分の目標が曖昧で、どうすれば評価を獲得できるかが示されていない場合もあるでしょう。

もしそうであれば、

「わたしの仕事で具体的に何を評価されるのでしょうか?」

と、上司に直接、聞いてみてください。

 

その答えが、そのままキャリアアップするための方法です。

 

あなたと上司のあいだで評価されることの認識のズレがないかを確かめ、

・それを達成できているか?

・もし達成できていなければ、なぜできていないのか?

を、日々の仕事の中でいつも考えること。

それが大事です。

 

そして、上司から見て「できていない」というフィードバックがあれば、その評価をそのまま受け止めて、できるようにしていくこと。

キャリアアップのためには、これに尽きます。

 

仕事に関する書籍を読んで勉強したり、研修を受けたり、インプットすることももちろん必要なのですが、

何よりも、実際に経験をして、足りないことを受け止めて、改善していくことが大事です。

頭でっかちになることなく、「実行する人」になるようにしましょう。

■一番に身につけるべきスキルは?■

キャリアアップする人の共通点を理解し、あなたが誰に何を評価されないといけないかがわかったら、それを「数値」で把握していきましょう。

数値というのはすべてを見える化してくれます。

しっかりと向き合うようにすれば、こんなに頼もしいものはありません。

 

それは、みなさんも経験したことがあるはずです。

例えば、「棒」を思い出してください。棒を握った瞬間に前回りすることができる子なんていません。

やり方を教えてもらって、何度も練習して、やがてできるようになります。

そのためには、「何回やってみるか」という数字が大事になるのです。

あるいは、先生から「まだまだ60点くらいだね」「完璧にできたから100点だね」というように、点数によって評価されることも大切です。

 

仕事も同じです。

任された仕事を、いきなりうまくできる人はいません。

ある一定量、実際にこなしてみて、初めてうまくできるようになり、

やがて求められていることを達成できるようになります。

 

なので、最初に身につけるべきスキルは、

「何回やってみたか?」「どれくらいできるようになったか?」という回数や達成度を把握する、「数値化するスキル」なのです。

■がむしゃらに頑張ることは正しい?■

スキルアップして成長していくためには、「量」に担保される部分があります。

ただし、「やみくもにこなせばいい」というわけではありません。

徐々に時間当たりの「生産性」を高めていくという視点が必要です。。

 

ですが、そこからさらに「突き抜けてやろう!」と思ったら、

他の人より「量」をこなすことが重要になります。

 

もちろん、「長時間、残業をしてずっと働け!」ということが言いたいわけではありません。

ただ事実として、

ビジネス界において成功している人は、

他の人よりも多くの量をこなすことで差をつけています。

 

私も修行時代別、美容室の会社にいた頃は、

そうやってキャリアアップを目指していました。

私の直属の先輩も後継者となって、

いまや社長の立場になっています。

なので、本当にキャリアアップをしたければ、

まず「量をこなすこと」。そして、「質を上げていくこと」です。

逆はありえません。最初からうまくやろうとしないことが大事なのです。

■美容師が中途として転職したらキャリアアップして当然?■

■美容師が中途として転職したらキャリアアップして当然?■

ここまで、美容師として今の環境でキャリアアップすることについて述べてきました。

 

少し話は変わりますが、

「転職したら年収が上がると思ってた」

という声をよく聞きます。

たしかに、ヘッドハンティングされたり、給与の条件の良いサロンを選べば、今よりもいい条件で転職していく人の話はよく耳にします。

 

しかし、そういうケースばかりではありません。

環境が変わり、立場も変わると、「求められること」も当然変わります。

その環境に合わせて自ら変化していかないと、「年収」だって下がってしまうのが当たり前です。

なぜなら、まったく同じ仕事、同じクライアントを持つことはありえないからです。

 

また、

「自分が思っているよりいい評価をされないから転職します」

という話もよく聞きます。

 

しかし、このブログの1つ目の要素を読み返してください。

その人は、

「本当に自分が何を求められているか」

を正しく認識できているでしょうか?

上司の求めることができていないのに、その現実から逃げてしまっているかもしれません。

改めて振り返ってみてください。

(もちろん、何を求めているかを明確にせず、気分によって目標や評価を変える上司がいる可能性もあります。その場合は、転職などによって環境を変えましょう)

評価制度の仕組みがしっかり整っている会社とは?

もし、あなたが今の美容室で「評価制度の仕組みがしっかり整っている会社」にいるとしたら、

最初に言った通り、

・あなたが上司に何を求めているのか?

・その求められたことを達成できているか?

・もし達成できていなければ、なぜできていないのか?

を把握し、改善していけば、必ずいい評価につながるはずです。

 

なので、まずは現状を受け止めて、

「自分が何を求められているのか?」

を確認しましょう。

そのうえで「量をこなすこと」を第一に頑張ってみることです。

もし、会社が目指す未来と、自分の目指すゴールが違うのであれば、

そのズレがない環境に転職するというのもありです。

そうすれば、おのずと、キャリアアップが果たせるはずです。

 

ここまでの内容はいかがでしたでしょうか?

皆さんのキャリアアップの参考になれば幸いです。